コラム

365日寄り添い美容プラン#11 立春

365日寄り添い美容プラン#11 立春

メイクアップアーティスト
小林由佳

365日寄り添い美容プラン#11

立春



2月4日は立春。
春の始まりであり、1年の始まりとされる日です。。

立春をすぎると、少しずつ寒さも和らいできます。

この和らぐという表現に「ホッ」っとしてしまうのはなぜでしょうか。
きっとその先のあたたかさ・心地よさを連想し心身が自然と緩んでいるから。

ある先生がおっしゃってました。
「体も心も、あったかいは緩む、冷えるは縮こまる」そう。

寒さというストレスがかかると、 身体が縮こまり、血流が悪くなり、首や肩がこったり、頭痛がしたり、体温をキープしようと自然と身体に力が入るために体力を使い疲れやすくなります。
さらに私は「寒い」に脳内が占拠され何も考えられなくなります。

また寒さは肌にも大きく影響しており冷気により肌の温度が28°Cを下回ると、うるおいが奪われやすくなり乾燥しやすくなることがわかっています。
肌にとってみずみずしさは弾力にもつながるので危機的状況です。
頬をさわってみて「ひんやり」したらそれは「ケアしてね」という肌からのサインかもしれません。

少し話がずれますが、人から暖かい対応をされると心があたたかくなり緩み、嬉しくなります。
心ない言葉や冷たい態度を受けると心は縮こまり寂しくなってしまいます。

「体も心も、あったかいは緩む、冷えるは縮こまる」
なかなか深いお言葉です。

こうやってみると寒いや冷えるは、どうやら「心地よさ」「のびやかさ」「美肌」とは遠いところにありそうです。

そこで体も心も、あたたかくし緩めるのに役立てているのが、これまでにご紹介してきた「ハンドプレススキンケア」や「ホットタオル術」、そして、入った瞬間に全てがホッと全身が緩む「お風呂」です。

ちなみに先ほどの先生に教えていただいたのですが、全身浴は「リラックス」、半身浴は「デトックス」、足湯は体質改善も期待できる「治療」になるそう。
私はできる限り全身浴または足湯をしながらハンドプレススキンケアをしています。

スキンケアタイムは私にとって心のアンテナを自分に向け、自分自身を慈しみ癒す行為。
寒さで緊張していた身体とお肌を暖かくほぐすと同時に、1日社会に向いていた心の緊張をほぐすように自分自身に暖かい言葉掛けをし癒しています。
心身のネジが頭のネジがいい具合に緩み、穏やかに睡眠の時間を迎えることができるので一度試してみてください。

まだしばらく寒さの厳しい毎日が続きます。
どうぞ身体も心も暖かくしてお過ごしくださいませ。

次は3月21日春分の頃にお届けいたします。

2023.02.03

小林由佳

1980年3月31日生まれ。
メイクアップアーティスト。
短期大学卒業後、ヘアメイクアップアーティストの先駆者、渡辺サブロオ氏に師事。 2002年、同氏が手掛けるサロン『THE SABLO'S VIEW 新宿伊勢丹』に専属アーティストとして約7年間在籍。その後、約2年間渡英。帰国後は、『LE WATOSA 表参道』に復帰。これまでに約7,000人以上のメイクアップやレッスンを担当。2020年1月に独立。

ホームページ
https://www.youcolour.jp
Instagram
@yuka_youcolour

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