コラム

365日寄り添い美容プラン#06 立秋

365日寄り添い美容プラン#06 立秋

メイクアップアーティスト
小林由佳

365日寄り添い美容プラン#06

8月8日「立秋」



暦上、本日「立秋」を迎えました。
秋の気配が立ち始めるよ、という次の季節の訪れを教えてくれる日です。

とはいうもののまだまだ、脳まで茹で上がりそうな暑い暑い毎日が続きそうです。
暑さによる身体の火照りが苦手な私は、家を出る前に冷たいおしぼりを冷蔵庫で作っておき、いつもより15分ほど早く出発し、図書館やコンビニなどで「涼」をとりながら目的地に向かいます。

めんどくさいな~と思いつつ、帰ってきた時の自分のためにする準備や、「涼」をとることで、体力の温存ができ、仕事でいいパフォーマンスができたり、爽やかな顔で過ごす友人との時間はとても心地が良く、数時間前の私に感謝の気持ちを向けています。




Maha Surya(マハスーリヤ)「涼」の術



1. 肌に「涼」を与える

その1)冷たいおしぼり
出かける前におしぼりを作って冷蔵庫の中へ。
帰宅時やお風呂上がりの火照った肌表面をひんやりと落ち着かせてくれます。
単純に気持ちがよく、肌のリフレッシュと心のリラックスが叶います。
レモングラスやペパーミントの香りをつけておくと爽やかさが倍増するのでおすすめです♪

その2)スキンケアを冷蔵庫へ
効果はその1と同じ+毛穴のひきしめ効果が期待できます。
ハマメリスなど皮脂のバランスを整え肌を引き締める成分が配合されている「収れん化粧水」がおすすめです。 私はスプレーボトルに入れ替えてミストシャワーのように振りかけ極上の「涼」を味わっています。


2. 身体の内側(内臓)に「涼」を取り入れる

ポイントは「冷たいもの」ではなく、身体を「冷やす=余分な熱をとる」涼性のお野菜やハーブをいただくこと。水分が多いナス、きゅうり、トマト、オクラなどの夏野菜が涼性の食材にあたります。

こちらとても参考になります!

▶︎元氣になる、夏の「食べ方」2022


また、私はミントのハーブティーを夏はストックしています。ミントは発汗作用があり体温調整に働きかけてくれるので、 暑さに疲れきった体をすっきり回復させ、香りや喉を通るときに清涼感も運んできてくれます。

3. 五感で「涼」をキャッチする

風鈴を吊るしたり、クーラーではなく扇子を使ったりと、日本の文化でもある、目に見えない「涼」をとる知恵を自分の中に採用していくことが年々増えてきました。
不思議なことに風鈴は田舎の祖母の家の涼しい縁側を思い出したり、扇子は夏の夕暮れの浴衣姿を思い出し、一瞬暑さを忘れてしまいます。
もうしばらくすると、夜には鈴虫の声が聞こえはじめ、頬にあたる風に涼しさを感じたり秋の気配にはっと気づくことが増えてくると思います。

まだまだ暑い日が続きますが、本日の立秋を期に「暑中」から「残暑」に切り替わり徐々に「秋」を迎えます。夏は身体に厳しい季節だからこそ、自分に優しくあることに、より注目してみて下さい。 「自分のために」が直接的に間接的に「周りのため」にもつながり、くらしがやさしく、たのしくなると思います。

それでは次回は秋分(しゅうぶん)9月23日頃にお届けいたします。

2022.8.8

小林由佳

1980年3月31日生まれ。
メイクアップアーティスト。
短期大学卒業後、ヘアメイクアップアーティストの先駆者、渡辺サブロオ氏に師事。 2002年、同氏が手掛けるサロン『THE SABLO'S VIEW 新宿伊勢丹』に専属アーティストとして約7年間在籍。その後、約2年間渡英。帰国後は、『LE WATOSA 表参道』に復帰。これまでに約7,000人以上のメイクアップやレッスンを担当。2020年1月に独立。

ホームページ
https://www.youcolour.jp
Instagram
@yuka_youcolour

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