365日寄り添い美容プラン#05 小暑

メイクアップアーティスト
小林由佳

7月7日の本日は24節気の「小暑」であり「七夕」でございます。

「小暑」とは、だんだん暑さが増していく頃とされていますが、今年は「紫陽花を愛でる」という思い出もつくることなくあっという間に梅雨が明け、夏が全力でやってきましたね。

日本の夏は、陽射しだけでなく暑さと湿気も容赦なく、さらに、冷房という文明の力が発達し身体も肌も様々な環境にさらされています。
美容の観点から意識していただきたいのは紫外線からの影響はもちろんですが、もう1つ。
「回復力」です。

なぜなら、
・屋外は暑くて高多湿
・屋内は寒くて超乾燥

という両極端な環境下を肌も身体も行ったり来たりしているので他の季節に比べて非常に疲れやすくなっています。（人間は体内環境を一定に保とうとする性質＝ホメオスタシスが備わっているので一生懸命、様々な環境に合わせて調整をします＝愛おしい生体機能です。）

そのため1日の終わりには、なんとも言えないダルさが全身に広がり、肌もしぼみがち、、、
でも疲れてるし暑いし、スキンケアも汗で流れるし、もうエネルギーがエンプティ、何もしたくない、と感じてる人も多いのではないでしょうか。（かくいう私も。）

でもそれは、ある意味正しい反応であり、むしろ、1日を通して過酷な外界に順応してくれた身体に感謝するべきこと。と私は思っています。
そこで冒頭にお伝えした「回復力」に着目してみてください。
疲れた時はベッドに直行するように、本能的に人はやはり睡眠を得ることで回復することを求めています。

さて、ここで質問です！
みなさまは、パジャマを着て寝ていますか？

ここで「着るだけ美容のススメ」の種明かしです！
こちらは良質な睡眠の賜物といえば「美肌効果！」から考案した美容プランです。
パジャマは眠るための衣服なので、睡眠の妨げとなる要素を排除してデザインされています。

Tシャツ短パンなどの部屋着より、パジャマで眠ることで、
・睡眠の質の向上
・寝付きまでの時間も早くなる
・安眠効果がある（寝ている途中で起きてしまう回数が減る）
ということがわかっています。

また、素材も丁寧に選びたいところ。
機能的には、吸水性や通気性機能にも優れたもの。
肌の感覚的には柔らかいものがおすすめです。

シルクやリネン、オーガニックコットンなどの天然素材がそれにあたります。
特にシルクは、人間の皮膚組織に近いタンパク質「セリシン」で構成されているので、肌あたりが柔らかく、さらっとした感触で涼しくよく眠れます。（人は柔らかいものに安心を覚えるそう。）


■ 幸福感につながる肌触り


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睡眠の質を上げることに成功したら、睡眠中に分泌される未来の美肌に欠かせない２つのホルモンもしっかり働いてくれるはず。
成長ホルモンは、新陳代謝を促し日中に浴びた紫外線や外気のダメージを修復し、睡眠ホルモン（メラトニン）は、活性酸素を除去したり、肌の老化を遅らせる効果が期待されます。

暑い毎日、忙しく動き回る女性の皆様へ。
美容というと、スキンケアや食べ物（インナーケア）を想像しがちですが、人生の3分の1を費やす睡眠の大切さを今一度見直して日中はタフに生き抜き、夜は自分に優しく生きましょう♡

特に今日（七夕）は難しいことを考えず、星に願い事をしながら眠ってみるのはいかがでしょうか。

P.S.
これを機にパートナーとお揃いのパジャマ。なんていうのも色んな効果をもたらしてくれそうです＾＾
次は、8月8日立秋の頃にお届けいたします。

2022.7.7