コラム
私を慈しむスキンケア#03 ~私を愛する、私の手~【Maha Surya公式コラム】
メイクアップアーティスト もし、肌に意識や感情があるとしたら、
そこでおすすめしたいのが、タイトルにもあるように「手」で自分を大切にする方法=愛する方法。 2022.2.7 小林由佳
1980年3月31日生まれ。
目次
私を慈しむスキンケア
第1話 私を慈しむスキンケア#03
〜私を愛する、私の手〜
小林由佳
自分へのジャッジが厳しくなる時
今、あなたの肌はなんと語りかけてくるでしょうか。
例えば、あなたが「シミが増えてる」「たるんできた」「皺だらけ」「艶がない」と溜息まじりに肌に語りかけたら、あなたの肌は何と答えるでしょうか。もしかしたら、黙りこんでしまうかもしれません。
何気なく自分の顔や肌に語りかけている言葉は肌も私も望んだものではないにしろ、結果そうなった原因は少なからず頭に浮かぶはず。
・1週間前のストレス解消のための暴飲暴食
・めんどくさいに任せて怠ってきた日々のケア etc…
それはきっと「私」よりも「大切な誰かや何か」を想って動いた結果ゆえ。
余裕がなくなり、エネルギーがエンプティになったゆえの行動なのだと思います。
これは、今まで多くの方のメイクレッスンをしてきて感じてきたことです。
どうしても自分を後回しにしたり、自分にかける言葉やジャッジがついつい厳しくなっている人が多いということ。でも言葉や思考を変えるのって結構難しいものです。
私を愛する、私の手
ここで登場するのがスキンケアタイムです。
みなさまは、いつもどのように化粧水をつけてますか?
擬音語にすると「ちゃっちゃっちゃっ」や「ぱんっぱんっぱんっ」など肌に触れている時間が短くなってはいませんか?
そう、この急かしたり適当な感じが肌にダイレクトに伝わるのです。
反対に、ゆっくりと触れる範囲を広くすると人は心が安らぐそうです。
ぜひ今晩から、3秒でも1秒でもいいので手のひらを丸くして顔全体を包み込み、ゆったりと静止する時間を作ってみてください。
不思議と安心するだけでなく、スキンケア効果も高まり、きっとオーガニックの香りが心の凝りを解いてくれると思います。
おでこは熱を測る時のように、子供や愛する人の頬を触るように自分の顔も宝物のように扱ってみてください。
私たちはいろんなものと共鳴して生きています。
できることなら私は花のように、明るく優しく楽しく在り、好きな人や仕事etc…と共鳴していきたいと思っています。
何よりもここでこうしていることが奇跡と思うのです(大袈裟。笑)
巻き込まれそうな時、辛い時、エネルギーがない時こそ賢く、意図的に自分の「手」で私を愛しみましょう。
メイクアップアーティスト。
短期大学卒業後、ヘアメイクアップアーティストの先駆者、渡辺サブロオ氏に師事。
2002年、同氏が手掛けるサロン『THE SABLO'S VIEW 新宿伊勢丹』に専属アーティストとして約7年間在籍。その後、約2年間渡英。帰国後は、『LE WATOSA 表参道』に復帰。これまでに約7,000人以上のメイクアップやレッスンを担当。2020年1月に独立。
ホームページ
https://www.youcolour.jp
Instagram
@yuka_youcolour
プロローグ「私たちは花である」
第2話
「アラフィフ世代にオーガニック化粧品をおすすめするワケ」
第3話
スキンケア実践「私を愛する、私の手」
第4話
エピローグ「私という花をどう育てていきますか」