コラム
アロマでエイジングケア
フロールドアロマ・
紀元前の時代から、天然の植物の香りは体や心を癒すために使用されてきました。
精油2滴に対し、アロマテラピー用のキャリアオイル(植物オイル)小さじ2杯をブレンドします。
(この割合で薄めると約1%濃度になります) 2022.1.24 竹内 よし子
広島県広島市出身。子供の頃より香りがニガテで避けてきたが、夫の病と自身の癒しのために様々なものを模索し、2008年にアロマテラピーに出会う。AEAJアロマテラピーインストラクターの資格を取得。2014年に会社を米国ハワイ州にて法人化。 また同年に自身初のオリジナルメソッド「アロマハーモニクス® 」を発表。プラクティショナー、ティーチャーの育成を行い、音と香りで世界に調和を広げている。著書あなたのなかの女神が目覚める「まいにちアロマ」も好評。
アロマでエイジングケア
インターナショナルCo.,Ltd代表取締役
竹内 よし子
アロマでエイジングケア
アロマセラピーという言葉の語源は、火傷の治療に効果があることが偶然発見されたことから、「香り=アロマ」「療法=セラピー」を合わせて作られた言葉です。
このようにアロマ精油には薬効があるため、諸外国では自然療法家や医師、薬剤師が患者さんに対して処方をしています。
精油の成分の中には、リラックス効果やリフレッシュ効果があるもの、また殺菌、鎮痛、デトックス、美肌効果のあるものがありますが、忘れてはならないのが「抗酸化力がある」ということです。
体内を老化させてしまうのは「サビ」とも言われる「酸化」なので、それに対抗する力があることになります。
植物たちは、地面に根を張っているため、自由に動くことができません。
紫外線や虫などの害から身を守る術として、自らの身体の中に作り出した天然の植物化学物質のことをフィトケミカルと言います。
アロマ精油もこのフィトケミカルの一種になりますので、老化防止作用があるということになります。
有名な「ローズマリー」についての逸話があります。
14世紀の頃、ハンガリーの王妃エリザベート1世は夫を亡くした後、70歳を超え容姿や体力の衰え、手足の痛みなどに悩むようになりました。それを見かねた修道尼が痛み止めとして献上したのが、ローズマリーをはじめとする何種類かのハーブをアルコールに漬け込んだチンキ剤だったのです。
それを使うと、痛みが取れるだけでなく、身体も容姿も若返った王妃は隣国ポーランドの20代の王子からプロポーズされたという驚きの逸話があります!
この「世界最古の香水」「若返りの水」と呼ばれるローズマリー・チンキのことを「ハンガリアンウォーター」と呼ぶようになりました。
私たちも植物のパワーとも言える抗酸化力を利用して、エイジングケアに役立てたいものですよね。
身体に及ぼす影響はもちろんなのですが、精油のお肌に良い効果としては、次のようなものがあります。
✔︎保湿効果
✔︎抗炎症作用
✔︎殺菌作用
✔︎収れん作用
✔︎皮脂のバランスをとる
✔︎エイジングケア など
嬉しい作用がたくさんありますね!
では、具体的な使い方をご紹介をしますので、ご自分が欲しい効果のものを選んでみてください。
アロマの使い方
そのトリートメントオイルを使って、優しくマッサージをしたり、保湿のためにお顔やお身体に塗布されてみてください。
頭皮に使う場合は植物オイルで薄めるとベタつきますので、代わりに天然水で薄めたものを頭皮用のローションとして使っても良いです。
お顔のリフトアップに
フランキンセンス1滴
ネロリ1滴
透明感あふれるツヤ肌に
ローズ1滴
オレンジ1滴
しっとり保湿されたお肌に
サンダルウッド1滴
ゼラニウム1滴
お肌のハリには
イランイラン1滴
パチュリ1滴
元気な髪や頭皮ケアに
ローズマリー1滴
シダーウッド1滴
デリケートなサメ肌タイプに
カモミールローマン1滴
ラベンダー1滴
上記でご紹介している2種類の精油に、お好みで他の精油をプラスしてもOKです。
お顔だけでなく、お風呂上がりに乾燥が気になる足のスネやかかと、背中などへ塗布して使ってみてください。
精油の分子は極小なので、体内に浸透していき、抗酸化力を発揮してくれます。
香りに包まれて気持ちもリラックスしながら、身体やお肌のエイジングケアをお楽しみくださいね。
※個人個人でお肌の状態は違うので、最初は必ずパッチテストを行って、お肌に異常がないか確かめてから使用してください。
ホームページ
https://f-aroma-jpn.com
書籍
あなたのなかの女神が目覚める「まいにちアロマ」