コラム
365日寄り添い美容プラン#08 寒露
メイクアップアーティスト
美容をサボりたくなるとき。 2022.10.8 小林由佳
1980年3月31日生まれ。365日寄り添い美容プラン#08 寒露
小林由佳
めんどくさい、寝たい。。落とすの面倒。
疲れた顔見て「どうせやってもな..」と気持ちが萎えてしまうとき。
そういう時に頭に浮かび上がってくる言葉、自分にかけてる言葉って結構辛辣ではありませんか?
・メイク落とさないなんて終わってる
・サボったら老ける
・キレイのスイッチ押せない私って、、、
美容には「キレイになりたい気持ちとそれに相反する言葉」が存在し、美容のモチベーションを保つということは結構大変な上、「キレイでありたい」「めんどくさい」「サボることを許したい」「でも、明日の朝起きたとき絶対後悔する…」などなど心模様はどうやら嵐のよう。。。
かく言う私も、こういう職業に身を置きながら、正直、メイクが面倒くさい日があります。
美容を見ないふりしたくなる日だって大いにあります。
(今もすっぴん・ちょんまげヘアーでパソコンに向かってるくらい)
今日は10月8日。
ちょうど煩悩の数と同じ日(108)なので、今回は「美容と煩悩」「キレイになりたい気持ちとそれに相反する気持ち」についてのエトセトラを観察・思考して一緒に処方箋を導き出したいと思います。
サボりたくなる日を観察してみる
・寝不足の日
・時間に追われている日
・タスクが山積みで消化不良の日
・自分時間がない日
・心配事や悩みが重く気持ちが晴れない日
・肌の調子がいまいち、顔がパンパンでブサイク度が高い日など
振り返ってみると、 特別なものではなく日常生活の中では普通にやってきます。
一生懸命生きていれば、疲れたな、とか、もうやだなって日があって当たり前。
毎日、美容大好き!毎日、私はhappy!!なんて人はいないと思います。
サボりたくなる日は、一生懸命、全力でやり切った日。
ある意味、健全で褒め称えるべき事だと私は思います。
誰のための美容?
毎日UPデートされる美容情報により、知らないうちに美容平均値が高くなってしまっている私たちは 「美容で当たり前」とされてることを「問いかえす」ことをしなくなってしまったように感じています。
処方箋
「誰かのため」と思うと動いてしまう責任感の強い私たちには、「自分のため」と思うのがちょうど良いかもしれません。
サボりたくなる日は、一生懸命、全力でやり切った日。
私の場合は、できるだけ気の向くままに過ごしサボるだけサボって、キレイへの意欲が湧くまでゆったりと構えることにしています。
尊敬する経営者の友人たちは、「美容の時間がもったいないから、プロにお任せして一気にリカバリーする」 「リトリートに行って解放してきた!」 と心も身体もリセットしてピカピカの笑顔を見せてくれます。
美容に正解はありません。
でも、美容は女性が自分らしく生き抜くツールの1つ。
サボりたいのが本音。キレイで在りたいのが本願。
誰かのためは本音。自分のためが本願。
秋の美しい月と星を見上げて、深呼吸しながらゆっくり感情を観察するのも良いかもしれないですね。
自分の感情を認めることが人生を優しいものにしてくれるんじゃないかなと思うのです。
では、次回は11月7日立冬の頃にお届けします。
メイクアップアーティスト。
短期大学卒業後、ヘアメイクアップアーティストの先駆者、渡辺サブロオ氏に師事。
2002年、同氏が手掛けるサロン『THE SABLO'S VIEW 新宿伊勢丹』に専属アーティストとして約7年間在籍。その後、約2年間渡英。帰国後は、『LE WATOSA 表参道』に復帰。これまでに約7,000人以上のメイクアップやレッスンを担当。2020年1月に独立。
ホームページ
https://www.youcolour.jp
Instagram
@yuka_youcolour